5時に起きてどこへ行くかというと、農蓮市場。
この市場は主に観光客相手の牧志公設市場とはまったく違い、本島の業者さんが買い付けにくる、昔ながらの風情が色濃く残る場所。
聞けば始まるのは午前1時。そして午前9時には閑散としてくるそう。
「再開発で無くなってしまう」とか「まだ具体的にはなにも決まっていない」とか、いろんな情報があるようだけど、こういうのっていつまでも残っていてほしいなぁ…と。
8時前には市場をあとにして、一旦朝食を買いこんで部屋で一服。
サンフランシスコvsテキサスのワールドシリーズをTV観戦してたらついウトウト……で、11時。
お昼をご一緒してくれるという友人(今回ガッツリお付き合いしてくれてる友人の奥様)と待ち合わせしている首里の沖縄料理屋へ。
この店、古民家を改装した、雰囲気のある佇まいで庭を見ながら食事ができる。2度目の寝起きのため、軽く沖縄そばとシークァーサージュースをいただいた。
食後は南部の玉泉洞(沖縄ワールド)へ。
ここには10年以上前、初めて沖縄に来たとき連れて来てもらったらしいがまったく記憶がないので再訪。しかし、駐車場に入ってすぐ飛んでいた記憶が蘇ってきた。
確かに来てた。今は自粛となったハブとマングースの戦いも見ていたし、やたらお土産屋を通らされる順路も見覚えがある。
がしかし、玉泉洞だけは思い出せない。
というわけで、地下へ潜入。
夏涼しく冬あったかい…という洞窟の常識(勝手に自分がそう思っていただけかも)はまったく当てはまらず、湿度が高くて蒸し暑い。
後で聞いたところによると、通年で温度コントロールされているとか。そうしないと維持できないくらい解けてしまっているのだろうか。
そのためか、随所で上から水がポタポタ。歩いていても頭やカメラに水滴が落ちてくる。
長〜〜〜い行程(全長890m)を終え、エスカレーターで地上に出たときには汗と水滴でビッショリ。
ひとまずマンゴーソフトクリームで涼み、平和記念公園へ。以前来たのは10年以上前か…。ここは、やはり身が引き締まる場所だ。
ところが、残念な出来事がふたつ。
まずひとつが、クルマを降りて早々、売店のおばあから「献花買っていきなさい」と声をかけられたこと。「〜しなさい」という言葉は、本土の人間からすると命令形、というか強制的な言い方。たった300円ではあるけれど、買うか買わないかはここに来た人の気持ちの問題。それを、買わないとイカンみたいな言い方をするのはちょっと…。
もちろん、おばあたちに強制しているという意識がないことくらいわかるんだけど、初めて沖縄に来た人たちに変な誤解されないか、ちょっと不安。
もうひとつが修学旅行の学生さん。というか、お付のカメラマンが頭悪すぎたこと。
まぁ修学旅行で沖縄に来て、この場所がどんなところかなんて意識しないのは仕方ないんだろう。はしゃいで写真撮ったり、海のキレイさに感嘆の声を上げたり、理解できなくはない。
でも、いいおとなのカメラマンが「はーい、みんなでジャンプした瞬間を撮るからね〜!せーーのーーっ」ってどうなんだ。すぐ近くには車椅子に乗ってやってきたご遺族らしき方たちもいるというのに。
と、悶々として気分を抱えたまま、次の目的地である本島最南端、喜屋武岬へ。
本島最北端の辺戸岬は結構整備されているのに、こっちは随分と…。なにしろ、岬の駐車場に続く道は車がすれ違えない狭さ。日没後はかなり寂しげだろうなぁと思うと長居もできず、早々に退散。
陽も傾き始めたし、那覇に戻って一杯…の前に豊崎にちょっと寄り道。こちらは見事に整備(というか開発)されていて、逆に違和感も。
今夜の居酒屋は何度か行ったことのある山猫屋。ここで昼食に付き合ってくれた友人も再合流。ところが、ネコさんのお世話があるためクルマで帰らねばならずアルコールはNG。
なんと、昨日今日と終日お付き合いいただいた友人はもう一泊してくださるとのことで!
宿に戻り、深夜まで部屋でゆんたく〜